日本補綴歯科学会誌
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◆企画:補綴歯科臨床研鑽会プロソ’14/シンポジウム3 「クラウンカントゥア,フィニッシュラインの設定とブラックトライアングルの処理」
審美性を考慮したインプラント上部構造の設計
松永 興昌
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2016 年 8 巻 4 号 p. 381-385

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抄録

 審美性が求められるインプラント治療において,最も重要なことはインプラント体周囲の硬・軟組織獲得と上部構造に対する最適な位置へのインプラント体の埋入である.さらに長期的に安定した審美性の獲得と維持のために,上部構造の綿密な設計と材料の選択を考慮しなければならない.昨今のインプラント治療におけるデジタルデンティストリーの普及から,コンピューターデザインの上部構造設計に際して,理想的なクラウンカントゥアやフィニッシュラインの設定が重要とされており,ブラックトライアングルの有無などがインプラント治療の審美的結果に大きく影響を与える.

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© 2016 公益社団法人日本補綴歯科学会
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