2017 年 9 巻 3 号 p. 224-229
近年さまざまな有床義歯の製作のための様々な手法やシステムが多く紹介されるようになっているが,Biofunctional Prosthetic System(Ivoclar Vivadent co., 以下BPS)も,そのひとつである.同システムは,これまでの術式に比べて,分かりやすいコンセプトで,可能な限り臨床ステップをシンプルにして,その達成目標を明確にすることで,術者による差をできるだけ少なくするよう考えられている.現在までのところ,BPSは大阪大学を含め,8大学において正式に導入されている.本論文では,全部床義歯臨床におけるBPSのメリットについて,大学教育での全部床義歯製作法との違いに焦点を当てながら,そのステップや特徴的な考え方などを解説する.