2017 年 9 巻 4 号 p. 395-398
症例の概要:患者は,71歳,男性.開花性セメント質異形成症の診断で,他院にて上下顎骨腫瘍摘出術施行.その後2011年6月,当科に紹介により受診した.本症例では,両側の顎欠損部の口蓋側に粘膜組織のアンダーカットが認められ,そのアンダーカット部を顎義歯の維持に最大限に活用するため,磁性アタッチメントを使用した分割着脱型の設計とした.
考察:両側性の顎欠損症例であったため,分割型の顎義歯を製作したことで,顎義歯の維持,安定が得られたと考えられた.
結論:磁性アタッチメントを用いた分割型顎義歯を製作したことで,患者に高い満足度が得られた.