日本調理科学会大会研究発表要旨集
平成30年度大会(一社)日本調理科学会
セッションID: 2P-38
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ポスター発表
朝食においてご飯を主食とする者とパンを主食とする者の食事構成の比較
*礒部 喜代子柳沢 幸江
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抄録
【目的】これまで、朝食におけるご飯食とパン食の食事構成及び用いられる食材の比較をし、その特徴を分析してきた。本研究では、朝食における主食習慣が朝食や夕食の食事構成に及ぼす影響を分析した。また、食習慣質問票(BDHQ)を利用し、摂取する栄養素、食品について比較した。

【方法】管理栄養士養成課程の2年生を対象に同意が得られた65名に、7日間の朝食と夕食の写真撮影及び食事記録を依頼した。回収した写真データ及び食事記録より、朝食においてご飯を主食とする者とパンを主食とする者の食事構成を分析した。また、その内BDHQに回答した64名について、栄養素、食品の分析を行った。

【結果】朝食が1週間のうち6日以上ご飯食の者(ご飯食者)は14名、同パン食の者(パン食者)は11名であった。両群の朝食及び夕食での料理区分を分析した結果、朝食においては主菜と副菜が揃っていたのは、ご飯食者が59.2%、パン食者が15.6%で有意差があった。夕食については、ご飯食者が66.3%、パン食者が75.3%で有意差はなかった。次に、夕食の主食・主菜・副菜・乳乳製品・果物の食べ方について、x2検定をした結果、両群に有意差が認められ、ご飯食者の方が果物を多く摂取していた。朝食のほとんどをご飯食と回答した26名と朝食のほとんどをパン食と回答した14名についてBDHQを用いて栄養素13項目、身長と体重を加えて15項目のt検定を行った。いずれの項目についても有意差はなかった。食品70品目については、めし、パン、柑橘類(季節)の3品目についてのみ両群に有意差が認められた。柑橘類は、ご飯食者の方が多く摂取していた。以上の結果より、朝食においてご飯食の習慣がある者の方が食事構成が充実する傾向にあることが示された。
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