日本調理科学会大会研究発表要旨集
2022年度大会(一社)日本調理科学会
セッションID: A-2
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口頭発表
粒子径および前処理方法の異なる北海道産コーングリッツを用いた食パンのテクスチャー評価
*竹内 薫
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抄録

【目的】デント種やフリント種のとうもろこし子実を粉砕したコーングリッツ(CG)は超強力小麦粉に配合することで色調やテクスチャーに特徴を付与できる。本研究では、粒子径の異なるCGを用いて適正な配合割合を検討するとともに、CGの熱湯処理によるテクスチャー改変を試みた。

【方法】材料に北海道産「ゆめちから」超強力小麦粉、北海道産CG(細:0.25~0.50mm、粗:0.50~1.0mm)を用いた。[実験1]ゆめちから:CGの比率は100:0、95:5、90:10、80:20、70:30とした。調製したブレンド粉について、マイクロドウラボを用いて吸水率を、ラピッドビスコアナライザー(RVA)を用いて熱糊化時(PV)と冷却時(FV)のトルクを測定した。また、粉に加水したペーストの測色を行った。ノータイム法で製パンを行い、比容積測定、クラムの2バイトテクスチャー試験(TPA)および破断解析を行った。[実験2]CGの前処理として2倍量の水または沸騰水と混和後に一晩冷却を行い、その効果についても検討した。

【結果】[実験1]CG配合により粉の吸水率、PV、FVは低下した。特に粗CGの配合割合が高いと著しく糊化が抑制された。CC配合割合が5-10%のブレンド粉は、超強力粉単独よりもパン比容積が大きかった。CG配合によりTPAの圧縮応力(かたさ)が高くなり、TPAの回復性値(弾力性)が小さくなった。[実験2]CGの熱湯処理は、破断歪率とTPAの圧縮応力には影響しないが、破断荷重とTPAの回復性値は無処理よりも高くなり、超強力小麦粉単独に近づいた。以上の結果から、CGの粒子径や配合割合、前処理方法によって食パンのテクスチャーを改変可能である。

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