呼吸,循環,体温,代謝調節に関与する自律神経は中枢から末梢への遠心路と末梢から中枢への求心路から構成されている.動物における自律神経活動を臓器毎に測定する為には,臓器に投射する神経活動を測定する電気生理学測定が古くから確立されて,有線電極や無線電極を使用して覚醒下ラットの交感神経活動が測定されている.我々の研究で,マウスを用いて麻酔下の手術により遠心性交感神経活動腎臓枝,動脈圧と心拍数を測定して,覚醒回復させたところ,覚醒下においても,動脈圧受容器反射が確認された.今後更なる改良を行い,覚醒下マウスで数週間から数か月間,安定した信号を得る方法の開発に向けた総説として寄稿する.