1962 年 15 巻 5 号 p. 298-299
赤痢治療剤として従来, Chloramphenicol (CP), Tetracycline (TC), Streptomycin (SM) 等の抗生剤が使用されて来たが, 最近それら抗生剤の耐性菌が急激に増加し, 耐性菌赤痢患者の治療が重大な課題となつてきた。
我々は, それら抗生剤耐性赤痢患者に対して, Sigmamycin (1カプセル (250mg) 中, Tetracycline・HCl 167mg (力価), Triacetyloleandomycin 83mg (力価) およびGlucosamine・HCl 167mg含有) を使用して, 治療効果を検討したのでここに報告する。