The Journal of Antibiotics, Series B
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合成Cephalosporin C系抗生物質に関する基礎的研究 第2報
経口投与によるマウス実験的感染症の治療効果ならびにその体内分布について
中沢 昭三辻 明良渡部 陽子辻本 節子
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1967 年 20 巻 4 号 p. 254-258

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抄録

本論文の要旨は, 昭和41年11月5日第13回日本化学療法学会東日本支部総会において報告した。
去る5月, 熊本で開催された第14回日本化学療法学会総会Cephalosporin C R. T. C. において, 私どもは合成Cephalosporin C系抗生物質, Cephalothin, Cephaloridineが経口投与によつてペニシリンG (PC-G) 耐性ブドウ球菌によるマウス実験的感染症に対してきわめて有効であることを報告した。今回, さらに2, 3のグラム陽性, 陰性菌感染症に対する効果ならびに経口投与による血中および臓器内内布について検討したので, ここに報告する。

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© 公益財団法人日本感染症医薬品協会
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