The Japanese Journal of Antibiotics
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呼吸器感染症に対するぺニメピサイクリンの使用経験
勝 正孝藤森 一平小川 順一伊藤 周治島田 佐仲藤井 俊宥
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1969 年 22 巻 1 号 p. 68-69

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抄録

ペニメピサイクリン (Penimepicycline) は, PEDRAZZOLI, GRADNIK, CIPELETTI等 (1959) によつてイタリヤで開発された新抗生剤で, Phenoxymethyl penicillin 37.4%, 水溶性の高いTC誘導体4'-(β-Hydroxyethyl) diethylenediaminomethyl tetracycline 62.5%の割の結合体であるといわれ, 特に, 耐性ブ菌感染症に優秀な治療効果があるといわれている。今回われわれは本剤の臨床治療効果について, 少数例ではあるが, 多少の経験を重ねたので報告する。

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© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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