The Japanese Journal of Antibiotics
Online ISSN : 2186-5477
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Aminobenzyl penicillinとMethylchlorophenylisoxazolyl penicillinの合剤 (Viccillin S) の使用経験
青河 寛次金尾 昌明奥村 次郎
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1970 年 23 巻 1 号 p. 26-29

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抄録

Ampicillin-Cloxacillin (Viccillin S Meiji) 1回500mg内服時の血中濃度を患者4例 (年令28~52才, 体重46~62kg) について測定した。測定法は, Strepfococcus haemolyticusを被検菌とする重層法により, 0, 0.5, 1, 2, 4, 6, 12時間後の7回, 採血検索した。
その成績は, 表1のとおりで, 投与30分値は1.3~trace (平均0.7) mcg/mlで, 1時間値3.1~0.9 (平均1.8) mcg/mlに上昇し, Peak levelは2時間値3.8~1.5 (平均2.8) mcg/mlであつた。以後, 血中濃度は低下しはじめ, 4時間値2.7~0.7 (平均1.9) mcg/ml, 6時間値1.3~0.5 (平均0.6) mcg/ml, 12時間後には検出されなかつた。

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