The Japanese Journal of Antibiotics
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患者分離結核菌に対するRifampicinとCapreomycin, ViomycinまたはKanamycinの抗菌力について
遠藤 浩一
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1970 年 23 巻 4 号 p. 387-389

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抄録

抗結核剤としてRifampicinを結核患者に使用するばあい, Rifampicinと他の抗結核薬剤, ことに他の抗生物質との間の交叉耐性の存在の有無が考慮されなければならない。今回, 著者は, 肺結核患者喀痰から分離された結核菌に対するRifampicin (RFP) およびCapreomycin (CPM), Viomycin (VM) またはKanamycin (KM) の試験管内抗菌力を, 100mcg/ml耐性菌と感性菌とにおいて比較し, CPM, VMまたはKM 100mcg/ml耐性菌およびRFP 100mcg/ml耐性菌がそれぞれこれらの他の薬剤に対して感受性の低下を示すかどうかを検討したので, ここにその結果を報告する。

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