The Japanese Journal of Antibiotics
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新邦製抗生剤CS-1170の小児科領域における基礎的, 臨床的検討
中沢 進佐藤 肇新納 憲司中沢 進一平間 裕一成田 章近岡 秀次郎岡 秀
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1979 年 32 巻 2 号 p. 227-237

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抄録

CS-1170 (Fig.1) は, 三共株式会社で開発されたCephamycin系, 新抗生剤であり, β-Lactamase産生菌に対しても強い抗菌性をもち, 従来のCephalosporin系製剤に比較して, グラム陰性菌, 特にペニシリン系製剤の無効なIndole陽性Proteus, Serratiaにも強い抗菌性を発揮する点が特徴とされている。
本剤は静注, 筋注として使用され, 注射後体内で代謝をうけずに血中, 尿中, 諸臓器中に移行するがわ, 毒性はきめて低く, Cephalosporin耐性菌に対して有効な面も注目されている。
本剤を使用しての成人各科領域における成績については, 昭和52年12月, 第25回日本化学療法学会西日本支部総会で報告された。今回, 本剤の静注を主体とした小児感染症に対する一連の検討をおこなつてみたので, 以下, 今日までの概況について報告する。

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