The Japanese Journal of Antibiotics
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北大病院で分離された緑膿菌に対するGentamicin, Amikacin, Tobramycinの抗菌力の現況
佐藤 清松宮 英視斉藤 玲
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1982 年 35 巻 5 号 p. 1240-1248

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抄録

近年, グラム陰性桿菌による感染症が問題となつているが, 難治感染症の原因菌として緑膿菌もその1っに数えられるであろう. また, 本菌には有効な化学療法剤が少なくペニシリン系製剤では, Carbenicillin (CBPC), Sulbenicillin (SBPC) などが抗緑膿菌性ペニシリン1) として広く応用されている. 一方, アミノグリコシド系抗生剤では, Gentamicin (GM), Amikacin (AMK), Tobramycin (TOB), Dibekacin (DKB) の4種が緑膿菌に対して抗菌力が強く, 抗緑膿菌剤として使用されている. 今回, 私どもは各種臨床材料から分離された緑膿菌について, GM, AMK, TOBの3剤に対する感受性を検討したので報告する.

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© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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