The Japanese Journal of Antibiotics
Online ISSN : 2186-5477
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産婦人科領域でのCefoperazone投与の臨床効果
千村 哲朗森崎 伸之
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1986 年 39 巻 1 号 p. 75-78

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抄録

Cephem系抗生物質の一つとして開発され現在臨床に使用されているCefoperazone(CPZ)は, β-Lactamaseに安定で広範囲な抗菌スペクトラムと, 血中半減期は約100分で, 市販されているCephem系抗生物質の中では, Cefotetan(CTT)の3時間に次いで長い半減期を示す特徴を有する。
CPZの産婦人科領域での有用性は,すでに多くの報告で認められているが, 今回われわれは, 本剤の術後感染予防効果と感染症に対する投与効果を検討したので報告したい。

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© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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