Archivum histologicum japonicum
Print ISSN : 0004-0681
Irisolechtviolett BBN (負帯電の中等極性染料) での結織細胞の超生染
平井 敏之
著者情報
ジャーナル フリー

1957 年 13 巻 2 号 p. 241-245

詳細
抄録
二十日鼠の皮下から結合組織の小塊が取られ, 生理的食塩溶液内に置かれ, そして弱酸性染料で負に帯電する Irisolechtviolett BBN (Bayer 製品) で結織細胞の核膜, 糸粒体, 種々の形の粒子が染められた. この染料は中等極性であって, 特に類脂質に強い親和性を持つ. かくて細胞の既存の物象を酸性染料で明瞭に超生染することができたのである.
著者関連情報
© 国際組織細胞学会
前の記事 次の記事
feedback
Top