水産増殖
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In vitroin vivo法によるブリのコーングルテンミールと魚粉消化性の比較
Patricia Yumi Morimoto KOFUJI道広 夕海細川 秀毅益本 俊郎
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2004 年 52 巻 3 号 p. 271-277

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抄録

コーングルテンミール (CGM) は魚粉代替タンパク質源として養魚飼料に多用されているが, ブリではその消化性が低い。本研究では, 消化性が劣る理由を明らかにするために, CGMに対するタンパク質消化性をin vivoin vitro法で魚粉と比較した。In vivo法では, 消化管内容物のpH, ペプシンおよびトリプシン活性および活性化トリプシンの割合に魚粉とCGMとの問で差が無かった。一方in vitro法では, 胃と幽門垂組織抽出物によるCGMタンパク質分解量が魚粉に比べ低かった。したがって, ブリのCGMに対する消化性の低さは, タンパク質消化酵素の分泌には関係なく, むしろ分泌された酵素のCGMに対する分解力が劣るためと考えられた。

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© 日本水産増殖学会
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