東北理学療法学
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研究論文
四つ這い位における上下肢対側挙上位の姿勢制御戦略に関する研究
―足圧中心位置メカニズムと荷重量メカニズムの観点から―
佐藤 大生村上 賢一吉田 高幸藤澤 宏幸
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2024 年 36 巻 p. 7-15

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抄録

【目的】四つ這い位における上下肢対側挙上位(バードドッグ)の姿勢制御戦略を足圧中心位置メカニズム(COPc)と荷重量メカニズム(COPv)の観点から明らかにすること。

【対象】健常成人10名(年齢:24.2±2.6歳,身長:171.5±4.6 cm,体重:68.8±16.1 ㎏)とした。

【方法】運動課題はバードドッグを10秒間保持すること。床反力データを記録し,合成足圧中心(COPnet)とCOPc,COPvを算出した。各足圧中心同士の相互相関係数を求め,平均値と標準偏差,各足圧中心波形の特徴から姿勢制御戦略について検討した。

【結果】左右方向の相互相関係数はCOPnet × COPc で0.35±0.59,COPnet × COPv で0.97±0.06,COPc ×COPv で0.19±0.61であった。前後方向ではCOPnet × COPc で0.55±0.37,COPnet × COPv で0.35±0.52,COPc × COPvで-0.43±0.46であった。波形の特徴による分類では,左右方向は荷重量群,前後方向は相殺群が最も多かった。

【結語】左右方向の制御は,荷重量メカニズムにより成されていると考えられた,前後方向の制御は,相殺群が多かったが,左右方向と比較すると制御方法にバラつきがあった。

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