【目的】四つ這い位における上下肢対側挙上位(バードドッグ)の姿勢制御戦略を足圧中心位置メカニズム(COPc)と荷重量メカニズム(COPv)の観点から明らかにすること。
【対象】健常成人10名(年齢:24.2±2.6歳,身長:171.5±4.6 cm,体重:68.8±16.1 ㎏)とした。
【方法】運動課題はバードドッグを10秒間保持すること。床反力データを記録し,合成足圧中心(COPnet)とCOPc,COPvを算出した。各足圧中心同士の相互相関係数を求め,平均値と標準偏差,各足圧中心波形の特徴から姿勢制御戦略について検討した。
【結果】左右方向の相互相関係数はCOPnet × COPc で0.35±0.59,COPnet × COPv で0.97±0.06,COPc ×COPv で0.19±0.61であった。前後方向ではCOPnet × COPc で0.55±0.37,COPnet × COPv で0.35±0.52,COPc × COPvで-0.43±0.46であった。波形の特徴による分類では,左右方向は荷重量群,前後方向は相殺群が最も多かった。
【結語】左右方向の制御は,荷重量メカニズムにより成されていると考えられた,前後方向の制御は,相殺群が多かったが,左右方向と比較すると制御方法にバラつきがあった。