立命館大学理工学部生物工学科
1999 年 48 巻 1 号 p. 1-22
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光学顕微鏡と走査型電子顕微鏡によって, コガネグモ上科に属する4科のクモの糸疣と出糸管を観察した. どの科も2対の瓶状線, 3対の管状腺, および通常2対の集合腺と1対の鞭状腺を持っており, コガネグモ上科が単系統群であることを示唆している. また, 出糸管の形や数は、科•属•種によって異なり, これらの形質がコガネグモ上科のクモの分類に有用であることが示された. また, ブドウ状腺の数や集合腺のサイズがクモの捕食行動の違いと関連していることが明らかにされた.
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