抄録
科学研究における大規模計算処理の重要性は,シミュレーションの大規模化· 高精度化および機械学習への応用という2つの要因から,近年ますます拡大している.それに伴って,大規模計算処理を行う研究用システムに対する要求も複雑化しており,多様な計算需要に応えられる柔軟な研究用システムが求められている.そのような研究用システムを実現するには,コンテナ環境と連携し,対話型ジョブに対応したジョブスケジューラと,仮想化アプリケーションの配信システムの2点が重要である.本稿では,この2点を実装した小規模研究用システムの運用状況について報告する