応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌
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【総説:応用糖質科学シンポジウム】麹菌のキシログルカン分解戦略
松沢 智彦
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2023 年 13 巻 2 号 p. 117-123

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抄録

麹菌Aspergillus oryzaeは伝統的な日本食には欠かせない醸造微生物であり,多くの糖質分解酵素を生産している.麹菌は生育環境中に含まれている多糖類に対してその分解に必要な酵素群を適切に発現させ,分解・資化する.植物の細胞壁や種子に含まれているキシログルカンは複雑な側鎖構造を有しており,その分解には複数の酵素による協働が必要不可欠である.本総説では,筆者らがこれまでに明らかにした麹菌のキシログルカン分解戦略の一端を,その分解酵素を中心に紹介する.

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© 2023 一般社団法人 日本応用糖質科学会
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