応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌
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総説―応用糖質科学シンポジウム―
見た目年齢に影響するマルトビオン酸Caの顔面骨密度改善機能―美容系プレバイオ―
深見 健 末廣 大樹
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2026 年 16 巻 2 号 p. 86-91

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抄録

骨粗鬆症は,骨強度の低下を特徴とし,骨折リスクを増大させる疾患である.近年,顔面骨密度は腰椎や大腿骨よりも早期に低下することが報告されており,見た目年齢や美容への影響が注目されている.顔面骨は付加骨であり,腰椎などの置換骨に比べ骨吸収されやすく,血中カルシウムが不足時に優先的に分解される.これまでの疫学研究では,顔面骨密度は40歳台から減少し,加齢にともなう「骨やせ」が顔の形態変化を引き起こすことが示されている.マルトビオン酸はグルコースとグルコン酸がα-1,4結合した難消化性二糖であり,カルシウム溶解性を高める特性を持つ.食事とともに摂取することで,カルシウムをはじめとするミネラル成分の吸収を促進することが確認されている.また,閉経後女性を対象とした試験では,骨吸収マーカーDPDの低下や,骨密度維持効果が確認されている.本稿では,マルトビオン酸の継続摂取が,骨粗鬆症予防と美容の両面で有効な戦略となり得ることを紹介する.

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