応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌
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【原著:ノート】 各種澱粉粒の電界放出形走査電子顕微鏡による観察(その2)
酵素分解後のトウモロコシ澱粉ならびにジャガイモ澱粉について
杉本 温美菊田 千景 川西(朝岡) 正子
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2017 年 7 巻 3 号 p. 155-164

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抄録

高分解能・高倍率下での観察が可能な電解放出形走査電子顕微鏡(FE-SEM) を用い,低加速電圧(2 kV,10 kV) で酵素分解後の3 種類のトウモロコシ澱粉粒(n-maize,waxy,high-amylose) ならびにジャガイモ澱粉粒の状態を観察し,以下の結果が得られた.酵素分解後の3 種類のトウモロコシ澱粉粒にはいずれも層状構造が見られたが,層と層の間の幅はhigh-amylose 200~900 nm,n-maize 30~350 nm,waxy 50~350 nm でhigh-amylose は他の2 種類よりも広かった.また,n-maize の層状構造におよそ25~85 nm の突起が観察され,さらに突起が連なって層を構成していることがわかった.waxy の層状構造には突起ははっきりとは認められなかったが,層と層の間にはおよそ30~35 nm の突起が観察できた.high-amylose の層にも突起は認められなかったが,層と層の間に50~90 nm の小溜が観察された.また,パンクレアチンで48 h 分解後のジャガイモ澱粉粒(サッシーとインカのめざめ) の表面におよそ10~60 nm の突起が観察された.

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© 2017 一般社団法人 日本応用糖質科学会
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