大阪物療大学紀要
Online ISSN : 2433-4758
Print ISSN : 2187-6517
ウイルス輪(大脳動脈輪)の役割に関する新たな仮説
金光 秀晃
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2015 年 3 巻 p. 25-29

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抄録

ウイルス動脈輪は脳底部にある脳血管により構成される輪のような構造である。これまでは、その機能は内頸動脈や椎骨動脈の閉塞または狭窄の場合において血流の補償メカニズムとして役立つとみなされてきた。最近、この理論に対して、クロアチアの研究者たちが異議を唱えている。ウイルス動脈輪、すなわち、それを構成する交通動脈は、拍動による血行力学的ストレスから脳動脈と血液脳関門を保護する役割があるという仮説を唱えている。これらの論文を通してウイルス動脈輪の重要性について述べる。

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© 2015 学校法人物療学園 大阪物療大学
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