抄録
酒造用精米メカニズムを解析できる精米モデルを開発するために,粒子と研削ロールの摩擦係数μrの設定値を検討した。精米モデルの開発には離散要素法に基づき,CADデータから試験用精米機をモデル化し,玄米の3次元スキャナーデータから玄米および精白率90,80,70%における精白米をモデル化した。実験および計算結果の粒子分布の重心間距離をΔdとし,その値によって精白率毎のμrの設定値を検討した。その結果,玄米と精白率90,80,70%の精白米において,μrをそれぞれ0.725,0.75,0.95,0.95に設定することで良好に粒子流動状態が再現できた。