バイオフィリア リハビリテーション学会研究大会予稿集
Online ISSN : 1884-8699
ISSN-L : 1884-8672
第19回バイオフィリア リハビリテーション学会
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研究発表 1
自律神経活動に起因する睡眠時における脈拍数の制御方法の体動波による解析
大川井 宏明賀 静波高島 充
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p. 29-30

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抄録

日常生活において睡眠の質がわかれば健康の維持や改善に役立つという観点で体動波(BMW:body motion wave)を用いて脈拍数の制御様態を検討した。具体的には分時脈拍数と瞬時脈拍数の推移における両者の関係性に注目した。その結果、分時脈拍数で周期的増減を持つパターンの中に、瞬時脈拍数でみるとある小規模の振幅を持つ揺らぎと大規模の振幅を持つ揺らぎが出現すべき時期に理由をもって出現することがわかった。前者は分時脈拍数の上限と下限を持つある脈拍数範囲に現れるので、この範囲を筆者らはMinute Optimum Pulse Rate Range for Sleep (moPR-S)と名づけた。この範囲を超えると揺らぎの大規模の振幅が現れた。

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© 2015 バイオフィリア リハビリテーション学会
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