主催: バイオフィリアリハビリテーション学会
共催: 国際バイオフィリアリハビリテーション学会(NPO高齢市民が活躍するための社会技術研究研究会)
後援: 厚生労働省, 神奈川県, 横浜市, 公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会, 公益社団法人全国老人保健施設協会, 公益財団法人テクノエイド協会, 公益社団法人日本理学療法士協会, 一般社団法人日本作業療法士協会, 一般社団法人日本リハビリテーション工学協会, 一般社団法人日本生活支援工学会
会議名: 第24回バイオフィリアリハビリテーション学会大会 - リハビリテーション医療介入方法の多様化 -
回次: 24
開催地: 横浜
開催日: 2021/02/11
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2021年に開催される第24回大会は了徳寺大学健康科学部の山下和彦教授を大会長として迎え、横浜市の神奈川県民センターで開催することとなりました。山下教授の専門分野は、医療福祉工学・リハビリテーション科学で、足部骨格構造計測や感覚機能改善に関して顕著な成果を上げています。高齢化社会となった近年では、特にコロナ禍の現在では、医師一人あたりの負担は日に日に増えているように思います。医師の負担軽減のためには、機能も含めた人体の計測の研究が必要不可欠であると考えています。高齢化社会では、リハビリ科の医師、理学療法士、大学が一体となって、新しいリハビリのあり方を考えていくことが重要です。
リハビリの分野ではすでに、一人の患者に対して理学療法士が1対1で対応する現在のシステムに限界が生じています。今後の高齢化社会では、一人の理学療法士が複数の患者に対応する新しいリハビリシステムが必要になります。患者一人ひとりについて脳の損傷部位が異なり、異なるリハビリが必要となるので、それぞれの患者に対して利用する器具を変えていく必要があります。また、それらの器具をどのように用いることが一番効果的なリハビリなのかを考えることも必要です。新医療システムの提案・器具の開発・リハビリのシステム設計、これらを有機的に結びつけることによって、次世代のリハビリシステムが完成していくと考えています。山下教授の研究分野は、まさにこれからのリハビリテーション医学の中心になると思われます。
これまでにバイオフィリアリハビリテーション学会が行ってきた活動はすでに世界でも認められ、13th ISPRM(International Society of Physical and Rehabilitation Medicine World Congress)においては招待講演が行われました。私たちの活動は、今後大きなイノベーションを起こしていく機運が高まっています。コロナ禍での大会ではありますが、研究発表と交流を通じて、第24回大会がリハビリの分野での新たな展開を起こす機会になれば幸いです。