バイオフィリア リハビリテーション学会研究大会予稿集
Online ISSN : 1884-8699
ISSN-L : 1884-8672
バイオフィリアリハビリテーション学会
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挨拶・祝辞
2021 年国際学会理事長挨拶
滝沢 茂男
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p. 3-

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抄録

 第24回バイオフィリアリハビリテーション学会大会の開催に当たり、国際学会理事長として、国際学会から心からのお祝いを申し上げます。

 今日世界は人口転換の時代を迎え、人類にとっての大きな転機を迎えようとしています。これまでの暮らしぶりでは、人々の幸せを確立することが出来ない時代になっています。

我々の学会はリハビリ医学の「障害の受容」と「インペアメント」を死語にするべく研究活動を続けてきました。学会は年々充実し、2016年は厚生労働省大臣官房国際課のご協力の下世界保健機構(WHO)の参加があり、2020年は11月にポーランド科学アカデミー(PAN)と日本学術振興会(JSPS)の両選抜によるジョイントセミナーを開催しました。

 2019年国際学会は岡山大学で「創動運動実施に関する国際標準化の準備」を主題に2019年6月開催され、ワークショップ「バイオフィリア」では、 「リハビリテーション医学の介入技術の多様化を目的とする、創動運動実施に関する国際標準化の準備」を行いました。

またその他、2019年の特筆する事柄として国際リハビリテーション医学会世界会議神戸大会(ISPRM2019)において、「LONG Workshop: Super aged community: role for community based and primary rehabilitation care」が開催され、我々の多年の研究を世界に向け招待講演としてお示しすることができました。

 この開催は、Prof. Alessandro Giustini, Ex President of Italian NeuroRehabilitation Societyのリーダーシップの下、Prof. Walter Frontera国際リハビリテーション医学会(ISPRM)理事長のご参加と講演を得て実施しました。

 我々の活動は、人類の普遍の価値の創造に関連しています。自由・平等・博愛という普遍の価値は18世紀のフランス革命から生まれました。この概念は、ナポレオンの勝利と共に広がり、敗北により、自由・平等・博愛の概念は世界の規範となり、民主主義の基礎なったと、私は考えています。

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