桐生大学紀要
Online ISSN : 2435-7049
Print ISSN : 2186-4748
遠隔授業におけるチャットの有用性とICT 活用教育の継続について
石井 広二山﨑  純一
著者情報
研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

2020 年 31 巻 p. 43-50

詳細
抄録

 コロナの自粛により,本学でもTeamsを利用した遠隔授業を導入した.本研究では,そのログをもとに利用の実 態を分析することで,その機能の有用性を明らかにし,コロナ終息後を見据えた大学教育におけるICTの利用につ いて検討した.  まず,Teamsで取得できるアクティビティログを使用し,利用者のデバイスの使用状況を調べた.次に, TeamsChatMessages,PrivateChatMessages,Calls,Meetingsのアクティビティについて,利用数,利用者数を前期の 期間で調べた.また,7日間ごとに集計し,zスコアを用いて,最小二乗法で近似直線を算出した.さらに曜日ごと の違いをKruskal-WallisとBonferroniで調べた.その結果,学生の約半数が,iOSを利用して遠隔授業を受講しており, Androidを合わせると約6割がモバイル端末を利用していた.アクティビティでは,全体的に期間の後半になると減 少する傾向がみられたが,その中でPrivateChatMessagesは他と異なる傾向を示していた.このことから,面接授業 が開始された後も,学生にとってPrivateChatMessagesの利用は有用であることが示された.

著者関連情報
© 2020 桐生大学・桐生大学短期大学部
前の記事 次の記事
feedback
Top