抄録
Head-on法は,地下に伏在する比抵抗異常をマッピングすることを目的に開発され,特殊な電極配置を用いる. これはシュランベルジャ配置の電流電極A, Bの方向に対しでほぼ垂直に,第3の電流電極Cを遠く離れた場所に追加的に配置するものである.今回の調査では,インドネシアのフローレス島マタロコ地熱地帯において,破砕帯の位置を決定するためにHead-on法を用いた. Head-on法の見掛比抵抗プロファイルによれば,ワイ・ルジャ断層は北西-南東方向で北に53°傾斜した正断層である. マタロコ地熱地帯の主な地熱徴候(噴気,温泉,変質)は,ワイ・ルジャ断層に規制されている. (要旨翻訳:水垣桂子(地圏資源環境研究部門))