放送研究と調査
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報告 ニューヨークで日本のBOSAIを教える
NHKの防災コンテンツ活用の可能性
田中 孝宜瀧田 あゆみ(国際交流基金)
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電子付録

2019 年 69 巻 1 号 p. 54-61

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抄録
世界各地で大きな災害が相次いで発生し、防災力の向上が国際的な課題となっている。日本は、特に災害多発国であり、過去の幾多もの被災経験から蓄積してきた技術や知恵を持っている。そうした「防災(BOSAI)」ノウハウを海外でも役立ててもらおうという国際協力が進められている。防災国際協力を推進している国際交流基金では、2018年9月、ブルックリンの公立小学校とニューヨークの美術大学で、防災教育のワークショップを開催した。ワークショップでは、日本の防災教育の専門家、永田宏和氏がまねかれ、体験学習を取り入れたオリジナルの授業を行ったが、その教材としてNHKのコンテンツ「つくってまもろう」が効果的に活用された。「つくってまもろう」は防災をテーマにした動画コンテンツで、ごみ袋を雨具に活用するなど、身近なものを使って災害時に役立つものの作り方を紹介している。国・地域ごとに防災ニーズは異なるが、「つくってまもろう」はBOSAIノウハウを映像でわかりやすくビジュアル化していると評判だ。災害発生後の緊急援助や復旧・復興支援など目に見える協力を違って、災害が起きる前に備えておく「BOSAI」の大切さを外国の人たちに理解してもらうのは容易ではない。災害に対する意識や文化的、社会的背景が違うからだ。本稿は、そうした中でNHKの防災コンテンツも活用しながら、日本のBOSAIを海外に広げようというニューヨークでの取り組みの様子を報告したものである。
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© 2019 NHK放送文化研究所
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