分析化学
Print ISSN : 0525-1931
技術論文
フローインジェクションオンライン前濃縮/誘導結合プラズマ質量分析法による天然水及び高純度アルミニウム中のウランの定量
関 達也, 小熊 幸一
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2004 年 53 巻 4 号 p. 353-357

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抄録
フローインジェクション前濃縮-誘導結合プラズマ質量分析法(ICP-MS)を用いる天然水及び高純度アルミニウム中のウランの定量法を確立した.3 mol l-1硝酸溶液とした試料を分析システムに注入し,ウランをホスホン酸エステル担持樹脂U/TEVA™を充填したカラムに捕集する.カラムに吸着したウランを0.1 mol l-1硝酸で溶離,溶出液を直接ICP-MSのネブライザーに導入する.238Uのカウント数を連続的に記録し,ピーク高さを用いて定量する.バックグラウンドノイズの標準偏差の3倍として求めた検出下限は3 pg,1時間当たり10回の測定ができる.本法を日本分析化学会頒布の河川水及び高純度アルミニウムの標準物質に適用したところ,報告値又は認証値によく一致する分析値を得た.また,BCR海水標準物質については,添加回収実験により妥当な分析値であることを確認した.
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© The Japan Society for Analytical Chemistry 2004
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