1964 年 13 巻 11 号 p. 1116-1120
ベンゼンカルボン酸をジアゾメタンによってメチルエステルとし,ガスクロマトグラフィーを行なった.その結果,シリコンゴムSE-30を2.5%,PEG 20000を0.03%クロモソルブWに含浸させた充てん剤を2.25mのカラムに充てんし,200℃で分離すればテトラカルボン酸の3異性体およびペンタカルボン酸の分離定量が可能なことがわかった.また,140°→230℃の範囲で昇温クロマトグラフィーを行なえば,ジー,トリー,テトラー,ペンタカルボン酸のすべての異性体の分離定量が可能であった.