Print ISSN : 0016-450X
K.I.K.因子の性状について
岩鶴 龍三加藤 績由谷 勇雄
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1953 年 44 巻 1 号 p. 17-20

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抄録

K.I.K.因子はトリクロール醋酸によつて沈澱せしめ得ない。本因子は低級なペプチッドと考えられる。
ペーパークロマトグラムで胃癌胃液のメタノールによる沈澱と,トリクロール醋酸を加えた際の上澄液とは同一のスポットを現わし,トリクロール醋酸による沈澱は何等のスポットをも生じない。

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