抄録
要旨 私の脳循環代謝研究はくも膜下出血後脳血管攣縮の基礎研究,頸動脈プラークイメージングに関する研究,もやもや病に対する臨床研究に大別される.脳血管攣縮ではhypoxia-inducible factor-1 に,プラークイメージングでは病理組織との比較検討に,もやもや病では後方循環障害に焦点を当てて研究を行った.本論文ではこれらの研究を概説し,現在大学院生と行っている研究について紹介する.脳神経外科手術や日常診療と臨床および基礎研究のバランスを維持しながら,科学的視点を持った外科医としてこれらも邁進していく所存である.