2025 年 3 巻 1 号 p. 77-83
【目的】等速性筋力測定器(以下,ID)を用いた筋力に対して,徒手筋力計(以下,HHD)を用いた筋力および片脚幅跳び(以下,SLH)距離との関連性について検討すること。
【方法】健常成人男性40名を対象に,HHDによる膝伸展筋力,IDによる3種類の膝伸展ピークトルク(60°/sと180°/s,膝90°屈曲位での等尺性収縮),SLHは前方跳躍距離を測定した。IDピークトルクを予測するためHHD筋力とSLH距離を説明変数とした単回帰分析を行った。また,HHD筋力とSLH距離を同時に説明変数とした重回帰分析も行った。
【結果】HHD筋力は60°/sに,SLH距離は180°/sピークトルクに最も有意に影響した。さらに両要因を説明変数とした重回帰分析の結果からは,IDピークトルク予測のための決定係数が大きくなる結果であった。
【結論】HHD筋力やSLH距離の値から,競技復帰の指標に用いられているIDピークトルクの予測に応用出来ることが示唆された。