環境情報科学論文集
Vol.20(第20回環境研究発表会)
会議情報

積雪と融雪期における放牧草地からの栄養塩類の流出特性
増村 仁美嶋 栄吉多田 智堤 聰渡辺 一哉
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 25-30

詳細
抄録
近年、農業・畜産地域での河川水質の悪化が問題となっており、その実態把握が重要となっている。なかでも、融雪期において汚濁負荷量が大きく増大することが指摘されており、融雪期における把握が特に求められている。そこで本研究では、青森県の放牧草地を事例に、積雪期・融雪期における栄養塩類の流出特性について検討した。その結果、融雪期ではSS、TP、DTP、DTNとも流出負荷量が9割を超えていること、また、SS、TP、DTPは昼間に、DTNは夜間に流出していることなどが明らかとなった。
著者関連情報
© {2006}(社)環境情報科学センター
前の記事 次の記事
feedback
Top