抄録
オンラインショップにおいて環境情報表示が不十分である状況は、オンライン販売企業による環境情報の取り扱い方に大きな原因があるといえる。このような現状を踏まえた上、オンラインショッピングにおける環境情報のあり方を整備していくため、オンライン上の環境商品を購買する消費者の行動に対する影響要因およびそれら相互関係について調査し分析した。その結果、消費者は、商品の詳細ページに、第三者が認証したマークとパッケージ上では表示が困難であった詳しい環境情報の表示を望んでいた。今後インターネットの特性を生かした詳細な環境情報の提供とその信頼性を示していく必要があろう。