環境情報科学論文集
Vol.26(第26回環境情報科学学術研究論文発表会)
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大阪府営公園大泉緑地を事例とする樹林管理と林内利用評価に関する研究
Li Ting下村 泰彦加我 宏之岡田 えりか増田 昇
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p. 345-350

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抄録
本研究では、大泉緑地を対象として利用目的に適した植生状況と管理実態を探った。結果、静的利用に適したと評価された樹林地は中密度の落葉高木、林床は草丈約20cm の草本で、管理特性では高木は中庸管理が多く、林床は管理密度のやや高い樹林地と粗放管理とが存在した。動的利用では低密度の樹林で、林床は芝生であり、特に林床は高度管理であった。自然遊びでは静的活動性の強い樹林地は、多種多様な樹木で構成されており、管理は高木・林床とも粗放が優占した。ピクニックの中で動的活動性が強い樹林地は多様な樹木で構成され、静的活動性に近い樹林地は中密度の落葉樹林と異なるものの、豊かな樹林景観を形成している点では共通していた。
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© 2012 (社)環境情報科学センター
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