環境情報科学論文集
Vol.27(第27回環境情報科学学術研究論文発表会)
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季節別・時間別の需給構造から見た地域の再生可能エネルギーシステムの分析
栗島 英明小澤 健史菊池 康紀
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p. 91-96

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抄録
再生可能エネルギーはその特性上,地域レベルでの検討が必要である。また,再生可能エネルギーは季節・時間によって供給量が変動し,需要量も同様に変動する。そこで本稿では,埼玉県ときがわ町を事例に,再生可能エネルギー供給と家庭部門の電力・熱需要の季節・時間変化,将来の人口変動を考慮し,2030 年の導入ポテンシャルと需給バランスを検討した。その結果,再生可能エネルギーは,戸建住宅での太陽エネルギー利用が進むことで,電力は総需要量を上回り,熱量も総需要量の約71%を供給するポテンシャルがあると推定された。しかしながら,季節・時間別に見ると,需要量を大きく下回る場合があることが明らかになった
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© 2013 (社)環境情報科学センター
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