主催: 一般社団法人環境情報科学センター
p. 177-182
本研究は,周遊するための国道に着目し,点在する既存の観光資源の位置と地域の景観特性を一体的に捉えることで観光振興に寄与することを目的とする。そのため本研究では,土地利用および標高データを用いた可視・不可視分析,観光資源の類型化に向けて主成分分析およびクラスター分析を行った。 その結果,茨城県南部では水辺や田園風景,森林景観を一度に楽しむことができるエリア,北部には田園風景や農用地,森林景観,海の眺望が楽しめるエリアといった既存観光資源と地域の景観特性を踏まえた新たな地域区分が提案された。