主催: 一般社団法人環境情報科学センター
p. 19-24
本研究では,ダイナミックプライシングの下でプロシューマーが「余剰電力」に対して持つことができる事業オプションについて,短期の繰り返し事業オプションである「売電タイミングオプション」と,長期の事業オプションである「蓄電設備導入オプション」という2 つの事業オプションの観点から価値構造の分析を行った。「蓄電設備導入オプション」の価値構造は,「売電タイミングオプション」による追加的価値を原資産とする事業オプションになると考え,電力価格の変動幅の不確実性に伴う価値の変化要因を分析した。ケーススタディによる感度分析の結果により,電力価格の変動幅の増加による追加的価値の変化の傾向が示された。また,蓄電設備の容量による,追加的価値の変化の傾向が示された。