主催: 一般社団法人環境情報科学センター
p. 279-282
野生復帰事業が実施されている自治体の教育現場において利用される副読本に着目し,それらの作成状況の整理を行った。佐渡市では環境教育として,豊岡市では「ふるさと教育」という新たな教育プログラムとして,それぞれ副読本が作成されていた。副読本は補助教材という位置づけであるが,地域の環境課題に対応した情報を盛り込むことができ,また現場でも柔軟に利用することができるものであり,環境教育においてはもちろんのこと,野生復帰事業における意識啓発を目指す上で,重要なツールとなることが伺えた。