環境情報科学論文集
Vol.33(2019年度 環境情報科学研究発表大会)
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やんばる森林ツーリズムにおける地元ガイドの主体性と資源管理への参画意識
*加藤 麻理子山本 清龍下村 彰男
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p. 199-204

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抄録

自然資源の協働型管理運営について,地域住民が担い手となるガイド制度における地元ガイドの主体性と資源管理の参画意識を明らかにするため,沖縄のやんばる森林ツーリズムを事例に,文献調査,ヒアリング,アンケートを行い,地域住民の主体的な関与の推進方策について考察した。自然資源と地域の歴史・文化とのつながり,モニタリング実施,フィールド区分,ルールづくりが重視され,資源管理やモニタリングに対する地元ガイドの認識は高かった。特にモニタリング経験は研究者,関係機関等との接点や来訪者ニーズへの関心を増やすことにつながり,持続可能な利用と保全の両面を担う主体的な地域人材の育成に寄与すると考えられる。

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© 2019 (社)環境情報科学センター
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