主催: 一般社団法人環境情報科学センター
会議名: 2019年度 環境情報科学研究発表大会
回次: 33
開催地: 日本大学会館
開催日: 2019/11/27
p. 271-276
横浜市内の帷子川流域を対象に,表流水の集水過程における位置の異なる緑地を微地形構成をもとに分類し,支流域・小流域レベルで立地環境を評価した。15 の支流域と629 の集水域を対象に,微地形の構成割合に応じた緑地立地類型の分布と,地形,累積流量,土地利用といった集水環境特性との関連を把握した。その結果,緑地は4 類型に区分され,その分布には,支流域・小流域における台地・丘陵地上平坦面と斜面地の面積,支流域の土地利用が影響した。グリーン・インフラとしてとくに「分散・斜面型」「分散・貯留型」の緑地の役割の違いが重要と考えられ,支流域の環境特性と小流域内の流出過程に応じた緑地活用を図ることが重要と考えられた。