環境情報科学論文集
Vol.33(2019年度 環境情報科学研究発表大会)
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日本橋川の水辺利用の取り組みに係わる組織団体の変遷とその役割に関する調査研究
*菅原 遼畔柳 昭雄
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p. 289-294

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抄録

本研究では,昨今,河川上空の高架道路の移設撤去やそれに伴う河川再生の議論がなされている東京都日本橋川での河川利用の動向に着目し,水辺開放に向けた取り組みとそこに係わる組織団体の連携体制の変遷を把握するとともに,組織団体間の関係性やその役割を捉えた。その結果,日本橋川での取り組みは,萌芽期・構築期・展開期に分類でき,行政主体から民間主体による実施体制の移行に伴い,水辺開放に主眼を置いた取り組みが実施されていた。また,地域組織,民間企業,行政等の多様な主体の連携による取り組みの推進は,地縁的組織により構成されている中間的組織がその役割を担っていた。

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© 2019 (社)環境情報科学センター
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