環境情報科学論文集
Vol.33(2019年度 環境情報科学研究発表大会)
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気候変動に対する地域適応策のための脆弱性・リスク評価手法の開発
地域レベル解像度-可視化システムと気候リスクコミュニケーション
*大場 真戸川 卓哉渡邊 学榎原 友樹
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p. 295-300

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抄録

2018 12 月に気候変動適応法が施行され,その中で地方自治体における気候変動適応計画の策定が努力目標として掲げられた。著者らは地域における気候変動に対する脆弱性と,将来の社会変化とを考慮した,気候リスクを可視化するシステムを開発している(Vulpes: Vulnerability Pluralistic Evaluation System)。本報告では地域脆弱性の評価手法と,社会変化予測のためのモデリングを概説した。さらにこれらを統合して気候リスクを推定した結果を,ワークショップなどの参加型アプローチで地方自治体に提供し,地域適応計画の策定を支援する研究について報告する。

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© 2019 (社)環境情報科学センター
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