抄録
都市における緑地の保全は1970年代から重視され,近年は衛星画像による把握が主流となっている.本研究では船橋市を対象に,NDVIと線形混合モデル(LCM)を用いた緑被率(GRLCM)を算出し,土地利用区分を基にして緑被率を評価する従来手法との精度比較を行った.加えて将来推計人口を用いて緑被率の変化を推定し,予測緑被率を評価した.その結果,従来手法に比べて本研究のGRLCMの方がより高い精度で緑被率を評価できることが分かった.将来予測では重回帰式による予測モデルを作成し,緑被率を推定するのに必要な変数の組み合わせを特定した.さらに, 2045年の緑地分布については,市街化区域で9.48%減少,調整区域で6.35%増加する潜在的な可能性が示された.