環境情報科学論文集
Vol.39(2025年度 環境情報科学研究発表大会)
会議情報

研究論文
京都府福知山盆地で発生する霧の季節変化と気温変化
*今枝 侑香*重田 祥範
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 266-271

詳細
抄録
本研究は,京都府北部に位置する福知山市を中心に広域かつ多地点で気象観測を実施し,福知山盆地における霧発生日数の季節変化と発生時の気温変化ついて明らかにした。観測期間119日のうち,霧が発生したのは31日(26%)であり,発生頻度が最も高かったのは11月で,全体の50%を占めた。一方,霧の消散時刻は,日の出時刻とその後の日射量に強く依存し,冬至を迎える12月と春季の3月とでは,約3時間の差が生じていた。また,盆地底に位置する観測地点では,霧発生直後から気温上昇が確認され,非発生日における夜間の放射冷却による気温低下とは対照的であった。この現象は,霧の発生にともない夜間の放射冷却の抑制を意味しており,霧発生日のうち55%で出現した。
著者関連情報
© 2025 (一社)環境情報科学センター
前の記事 次の記事
feedback
Top