抄録
フライアッシュは有効なポゾラン物質であるが、利用面で問題視されるのは、その品質変動である。また、近年、燃焼炉の大型化、炭種の拡大、燃焼温度の低下などによる低公害型などへの移行がフライアッシュの品質に影響を及ぼしている。ここでは、日本の主要火力発電所から2007年に採取した16種のフライアッシュについて、物理的キャラクター、化学的キャラクター及びポゾラン活性に関係するガラス相のキャラクターについて詳細に解析し、それらの品質変動、圧縮強度に及ぼす影響について検討した。圧縮強度の変動は、材齢が進むにつれて、小さくなった。ポゾラン活性の指標としては、ガラス化率が有効である。ガラス化率の代用特性値としてはAPIが有効である。