抄録
高炉スラグ細骨材に用いられる固結遅延剤の遅延効果を定量的に評価した。固結遅延剤としてグルコン酸ナトリウムを添加した高炉水砕スラグ微粉末の成形体を各温度で養生しながら、超音波透過法を用いて成形体中の伝播時間の経時変化を測定した。固結挙動から図式的に求めた固結時間について、スラグへの遅延剤の吸着を仮定して解析した。その結果、グルコン酸ナトリウムの遅延効果は、Langmuir-Freundlich型の吸着等温式で表せると考えられた。グルコン酸ナトリウムによる固結遅延時間は、主にその添加量に依存し、温度の影響は小さかった。